弊社寒水石(香春岳寒水石)は白色度、輝度及び結晶質石灰石として、国内はもとより諸外国産と比較しても類を見ない優れた鉱物資源です。

1.材質(香春岳寒水石の性質)効果

【可視光反射】白色度が高いので、可視光線を反射し、温度上昇を抑えます。
  →可視光線の反射が高いと白色、低いと黒色に見えます。

【赤外線反射】香春岳寒水石は、可視光線だけでなく赤外域でも高い反射率を示します。
  →光線の波長毎に反射率を測定して調べます。(分光反射率)

2.形状効果

【板状結晶】骨材の粒が扁平な為、さらに反射率が高くなります。

【乱反射】沢山の粒の表面がさまざまな方向を向いており、光が乱反射するので、部分的な温度上昇を控えます。

3.透水(透湿)効果

高い透水(透湿)性があり、温度上昇すると地面(路盤)の水分を放散(放湿)するので、打ち水と同様の効果があります。

4.コスト低減効果

路盤の上に敷きならすだけですので、施工性もよく他の舗装材に比べても安価です。
※路盤の上に防草シートもしくはクリーンソイルロード(当社製)の施工をお勧めいたします。

サーモグラフィ画像

サーモグラフィ(1)

撮影日:平成23年7月29日 14:30   天気:晴れ   外気温:33.6℃  湿度:53%
サーモグラフィ試験機:フリーアシステムズ製 FLIA SC600使用

サーモグラフィ(1)拡大図

サーモグラフィ(2)

表面温度測定比較表

9時11時13時15時17時
外気温29.130.331.232.031.4
花崗岩32.145.349.642.636.8
硬質砂岩36.049.250.344.337.1
香春岳寒水石28.033.534.034.633.8
溶岩39.531.259.346.237.1
石灰岩31.257.347.541.737.8
コンクリート現場打34.342.251.750.149.8
アスファルト舗装37.443.757.256.155.8
測定温度計:SATO 赤外線放射温度計 SK-8700Ⅱ使用
サーモグラフィ試験機:フリーアシステムズ製 FLIA SC600 使用

サーモグラフィ温度検証

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日照時の温度変化をグラフ化したものです。
ここに示すように「香春岳寒水石」で敷き砂利施工した路面温度は35℃以下で推移しており、それ以上の温度上昇は見られませんでした。
一方アスファルト舗装では路面温度が最大で57.2℃を示し高温であることが確認されました。
また、弊社寒水石ストックヤード内での温度変化を見たとき、コンクリート舗装路面温度が53.4℃を示したのに対し、ヤード内は27.9℃を示しました。
このことから、ヤード内は日陰も影響し、体感温度では外と中で5℃以上の差があることも社内計測にて確認されました。
今後は、弊社寒水石の用途に際しまして、住宅などの内外装壁材、コンクリート二次製品等の多用途普及に期待するものであります。